道議会、令和3年6月28日、二定(第二回定例)、特別予算委員会 の滝口信義議員(室蘭市)の質問に北海道(文化振興課)は「記念塔は良好な状態を維持している」と答えた。良好な状態なのになぜ壊すのかと質問すると「老朽化」と答えた。噛み合わない議論にモヤっとする。ーー滝口道議の動画 は質疑応答のテキストの下に貼り付けた。
記念塔は良好な状態を維持しているのになぜ解体するのか
滝口 信義(室蘭市)Q1 昭和55年に記念塔の保守管理計画を策定した調査委員会の長である北大の柴田教授は大事にすれば百年以上もつ。肝心なのは管理の仕方だと言っている。北海道の今日までの管理の在り方について伺う。A1 北海道(渡辺享義・文化振興課長)10年毎に専門家による調査を実施し、「保守管理計画」を策定し老朽化した箇所の修繕や改修工事を実施してきた。平成4年にエレベーター、11年には外部パネルの接合部の錆の除去、施設の耐用年数や老朽化の状況に応じて適切な維持管理整備に努めてきた。適切に管理してきたのにどうして解体になるのか。禅問答ではないが、モヤっという気がする。具体的に訊いていきます。Q2 管理計画は行ったが、それの検証が的確に行われてきたのか。外装には耐候性高張力鋼、いわゆるコルテン鋼が採用されて百年もたせるという大きな計画があった。(老朽化は)当然予想されている事だ。見解を求める。A2 維持管理費について。専門家に10年毎に調査依頼している。平成23年度の調査報告は「平成11年の大規模改修により良好な状態が維持されている」との評価が示された。調査結果に基づき修繕改修を行い、予算を確保してきた。良好な状態を維持しているという調査結果…。Q3 「解体ありきでシナリオが進められてきたのではないか」という意見もある。一体どのような議論が進められてきたのか。とりわけ保存に向けた検討議論経過を伺う Read more